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~子猫のオーナーさんへ~

 以下は、子猫ちゃんを迎え入れる当日~、気をつけて欲しいことです。
 お迎え前日、もう一度ご一読願います。

1.落ち着ける場所をつくってあげましょう!

* 猫は慣れない場所を非常に恐がります。

 慣れるまでは、ゆっくり落ち着ける場所を作ってあげましょう。(そうしないと部屋の家具の隙間に入ってしまったりします。)もちろん、中には最初から物怖じせずに探検を始める子もいますので暫く黙って見守ってあげて下さい。(猫ちゃんが落ち着けるスペースやベッドをご用意願います。)
 また、寝始めたら静かに寝かせてあげてください。無理矢理起こして遊んだり、体力を消耗させることのないように。
 それから、猫は非常に物音に敏感な動物です。大きな声や音を怖がります。恐がってパニックになることもありますので新しい環境に慣れるまでは気をつけてあげてください。(特に小さなお子さんがいらっしゃる場合は、要注意です)


2.トイレについて

* まず、新しいお家へきたら、トイレの場所を教えてあげてください。

 たいてい砂の感触でトイレだと認識しますが、慣れるまでは、何度か入れてあげてください。床などのにおいを嗅ぎながらウロウロし始めたらおしっこの合図です。一度匂いがつけば、後は自分からそこにするようになります。
通常は、『起きて直ぐ』、『遊びに夢中になっている最中』や『ごはんの後』などがトイレタイムです。よく注意してみてあげましょう。
 もしもトイレ以外の場所で粗相してしまったら、それをふき取ったティッシュなどをトイレにいれて匂いをつけてあげるとよいです。そして、粗相をした場所に絶対に匂いを残してはいけません。ペット専用消臭剤などで徹底的に匂いを消してください。ちょっとでも匂いが残っているとそこがトイレと思い、いつもそこでするようになってしまいます。仔猫のうちは粗相をしたからといって怒っても逆効果です。遊びに夢中になっているうちにトイレに間に合わなくなる子もいますが、怒らないであげてください。

*理想のトイレ数は、頭数+1個です。

 トイレの場所が遠すぎる、トイレの場所が移動する、場所が気に入らない、砂が気に入らない、トイレが掃除してない、泌尿器系の病気などの理由がなければ、普通猫はしつけなくてもトイレを覚えてくれるはずです。
 留守がちでマメにトイレ掃除が出来ない場合や、自宅が大きくどの部屋も自由に行き来できる場合は、トイレの数を多くしてください。
■現在使用中のトイレ:ユニチャームのシステムトイレ(1週間 消臭・抗菌 デオトイレ)


3.ごはんについて

* お迎えした3ヶ月齢頃は、1日3回~4回、半年を過ぎたら1日2~3回、定時に与えてください。
* お腹の調子や体型を見ながら回数や量を決めてください。

 1歳を過ぎたら、もしくは去勢をしたら、1日2回にしてください。 一度に少ししか食べられない子は、回数を多く上げてください。常時(カリカリ)ごはんを置いておく場合は、腐敗や酸化に注意して、ドライフードでも半日以上たったものは捨ててください。
 フードの種類を替えるときには、前のごはんに少しずつ新しいものを混ぜる割合を増やしていき、1週間くらいかけて慣らして上げてください。いきなり替えると(腸内バランスを崩し)お腹をこわしてしまう子もいます。

 ドライフードか、缶詰か?

どちらをあげればいいの?という話をよく聞きます。 獣医さんでは『歯石が付きにくい』、『栄養面』、『腐敗しにくい』という点から(カリカリ)ドライフードONLYを薦められると思います。しかしドライばかり食べていると水分不足になり、泌尿器系の病気になりやすいという報告もあります。猫の好みや状態を見ながら両方あげるとよいでしょう。ドライフードに缶詰や手作りごはんなど水分を多く含んだものを添えて一緒に与えることをおススメします。
 もし缶詰しかあげないようであれば、必ず「総合栄養食」と明記されているものを与えてください。市販の缶詰はほとんどが「一般食」「補助食」といって、それだけでは必要な栄養が摂取できないものです。(「ドライフードと一緒に与えてください」と書いてあります)「総合栄養食」のものなら猫に必要な栄養がバランスよく入っています。歯石が心配なら、小さいうちから歯をガーゼなどでふいてあげるよう、クセをつけておくとだいぶ違うと思います。

 フードはあまり安いものはお勧めできません。

 スーパーや量販店で販売されているような安いフードは人間用に使えなかったような『腐った肉』、『病気の肉』、『薬品が基準以上に検出されたもの』などが使われているものが多く、長く食べさせていると胃腸障害やガンなどになる危険が高まります。フードをケチったために病気になれば、かえって高額の医療費がかかります。

 人間用の味の濃いものは絶対にあげないでください。

ゆでたササミ(味なし)などはあげても大丈夫です。^^ ネコは腎臓が小さくて弱いため、人間と同じ味付けのものを食べていればすぐ腎臓がやられてしまいます。辛いもの、香辛料なども厳禁です。玉ねぎ、ねぎ、イカ、貝類の内臓などは中毒になりますので絶対に与えないでください。(タマねぎと一緒に煮込んだ肉などもだめです)手作りごはんも徐々に猫のごはんとして浸透してきてますが、その場合はある程度の(簡単な)知識も必要ですので、猫専用の手作りごはんの本をお読みになる事をお薦めします。わからない事がありましたらお尋ねください。ファミリーページにて、手作りごはんのレシピをお配りしています。


4.お水

* お水はいつも新鮮なものをふんだんに飲めるようにしておいてください。

 特に夏は容器もすぐヌメってしまいますからきちんと洗って、食餌ごとに水も替えてください。ケージの中でこぼさないよう固定するか、重い陶器のもがいいでしょう。猫によって好みの容器、水の温度が違います。一般には38度くらいのお水(ぬるま湯)がいいとされていますが、冷たいのが好きな子もいますし、蛇口から流れる水が好きな子もいます。よく飲むようにいろいろ工夫してあげてください。
 特に水を飲まなくなる寒い冬場、クーラーをいれる真夏などに泌尿器系のトラブルが多いようです。水分をしっかりと摂取していればある程度は防げますので、注意してあげてください。


5.健康状態

 仔猫の場合は特に健康状態に注意してあげてください。

下痢をしたら、まずネコの様子を見てください。元気がないようだったらすぐに病院に行ってください。元気があるようならとりあえず1食分抜いて、その後のごはんも量を少なくして様子を見てください。元気でも下痢が2回続いたら病院に電話して、指示を仰いでください。仔猫はすぐに脱水症状をおこして命にかかわるようになってしまいます。下痢の原因は様々です。(体調不良、水・ごはんの腐敗、寄生虫、風邪、感染症など)素人判断は禁物です。
 嘔吐は仔猫の場合はやはり注意してあげて下さい。大人のネコなら吐いたものに毛玉が混じっていてその後元気であれば、おそらく毛を吐いただけですから当たり前のことですが、仔猫のときはまだあまり毛玉を吐くということは考えられません。たまに一気食いをしたために吐き戻してしまう子がいます。その場合はごはんを食べてすぐ、ほとんど消化されていないごはんを吐きます。そして吐いた後はケロリとして元気です。しかしこれも続くようなら喉に障害がある場合もありますので、獣医さんに相談してください。変なものを食べてしまった時も吐きます。(ビニールなど)しかし自分で吐き出せない場合も多く、内臓を傷つけたりしますのでこの場合は緊急を要します。それ以外の場合はやはり獣医さんに相談してください。
 嘔吐の原因:食べすぎ(一気食い)、毛玉、喉の疾患、内臓疾患、感染症、寄生虫、異物の誤飲、中毒など(厳密にいうと嘔吐と吐出という2種類ありますが・・・) ※ヘアボールコントロール用ごはんをあげるのもいいですが、猫によっては便秘になったりしますので様子をみながら与えてください。


6.脱走&墜落

 猫は「え?こんな隙間から!?」と思うようなところから出て行ってしまったりします。

 お風呂場の窓など要注意です。それから玄関のドアを開けた瞬間飛び出していってしまうこともしばしばです。室内飼いの子が出て行った場合、自分で戻ってこれることは少ないです。特にまだおうちに慣れていない場合、帰る場所がわからないわけですから戻る事ができません。絶対に絶対に逃がさないよう充分に注意してください。サッシ戸や玄関などに脱走防止扉を設置するなど工夫してください。  脱走する危険性がある場合は、マイクロチップの挿入をご検討ください。
 窓やベランダも注意してあげてください。すずめなどを狙って夢中になり、落ちてしまうことも・・・。マンションの高い階から墜落したら幾らネコでもひとたまりもありません。また、死ななくてもケガをしたまま行方不明になってしまったりします。(ベンガルは4階でもジャンプして脱走できます。)
 お風呂場も危険です。ふたを開けっ放しにしていて浴槽に落ちて溺死というのもよく聞く話です。特に寒い時期は暖かいお風呂場に行きたがります。仔猫でもジャンプ力があります。注意してあげてください。(大人の猫でも溺れることがあります。お風呂のふたはいつでも閉めておく習慣をつけておいてください。)


7.イタズラ

イタズラ・悪いことをしたら、『ダメっ!』と大きな声で怒ってください。

 爪を砥いではいけないところでしていたら、「ダメ!」と大声で言ってすぐに爪とぎ場に連れて行ってあげてください。電化製品のコードを噛んだら大声でダメ!と言い、スリッパで床をたたくなど大きな音をさせてください。念の為、コードカバーを付けるのも良いと思います(百均にあります)。ネコは大きな音を恐がりますのでそれで止めさせられます。こちらの声が真剣で大きいほど効果があるようです。体罰は厳禁です。
 ビニールやゴムひも、輪ゴム(髪をしばるゴムも)などはよく食べてしまいます。消化できずに内臓を傷つけたりしますので充分に注意してあげてください。猫のオモチャも食べてしまいそうなもの、ひもが首にからまったりして危険そうなものは見ているところでだけ遊ばせるようにしてください。スーパーのレジ袋も要注意です。手提げ部分を首にまきつけてしまい、それがどこかにひっかかって首吊り状態になることもあります。猫はほとんどが袋に入りたがりますので、なるべく猫の手の届かないところ、もしくは監視の下で遊ばせてくださいね。


* その他に、困った事など起きましたらいつでもご連絡ください。 (遅くまで起きていますので)お電話でも構いませんし、メールでもO.K.です。 お気軽にどうぞ。

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